出雲市庁舎
出雲市新庁舎は日建設計との共同設計です。
古代出雲文明の先進的な精神を受け継ぎ、構想を練りました。
現在でも事例の少ない最新技術であるパイルドラフト工法を用い、建物の軽量化、短工期、ローコストでの建設を可能としています。
鉄骨の構造を現しにした意匠がとられ、出雲地方のタタラ製鉄の文化を後世に伝えています。また、地下にスペースが生まれる事でそこを駐車場とし、雨や雪の多いこの地方で濡れずに役所に入れるという利点も生んでいます。
館内は全方向開放型で、エンドレスな動線計画やフレキシブルなレイアウトが可能となり、ガラス張りにすることで、職員や訪れた人が開放的で気持ち良く過ごせ、コスト的にも相乗効果を生んでいます。
地域交流スペースや芝生の公園を配置し、用が無くても市民の憩いの場となるよう配慮しています。
ガラスはLOW-Eガラスを使い、夏冬の遮熱、通風、採光にも優れ、周りに公園があることから地面の温度差が少ないエコ建築となっています。