f-site
f-siteビルはIT企業の入る2F建てのテナントビルです。敷地は出雲市の中心部の国道沿いに位置し、周辺には古い瓦の切妻屋根の民家が多く残っています。その一方でどこの地方都市の国道沿いにも見られるチェーン店がまばらに乱立する閑散とした雰囲気の敷地でもありました。
そんな敷地に今回の計画では出雲的な素形を継承しつつ、潜在的に出雲の中心部に求められる、先進性や若々しさが街の中心部に生まれ、広がるようにとデザインしています。
1Fは外部企業の入れるスペースや会議室を配置し、2Fに執務エリア配置しています。執務エリアは家具で簡易に仕切った休憩エリアを囲み、いくつもの部署が仕切りの無いワンルーム空間の中で互いにコミュニケーションをとりやすい計画としています。街に開かれ、イノベーションを生み出す企業としても期待されており、ガラスに囲まれた街に開かれた透明度の高い空間となっています。内観は長時間働くスタッフにも優しい木を基調とし、オーガニックな雰囲気でありながら、スタイリュシュな雰囲気になる様デザインしています。